おのころ島神社は最強の縁結びか?赤い大鳥居と鶺鴒石の真実

おのころ島神社は最強の縁結びか?赤い大鳥居と鶺鴒石の真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

神社の手前約数百メートルからでも圧倒的な存在感を放つのが、のどかな田園風景の中に聳え立つ真紅の建造物です。おのころ島神社の大鳥居の歴史は1982年(昭和57年)にさかのぼります。当時、本四架橋(大鳴門橋・明石海峡大橋)の建設工事が進む淡路島において、地域の永続的な発展と国生み神話の復興を祈念し、約3年の工期を経て建立されました。

その規模は、柱間11メートル、高さ21.7メートルに達します。京都の平安神宮(約24メートル)や広島の厳島神社(約16.6メートル)と並び、「日本三大鳥居」の一つに数えられるほどの偉容です。中央に掲げられた扁額の文字は、昭和の名僧であり大徳寺第488世管長を務めた全提要宗禅師の筆によるもの。鮮烈な朱色と鉄骨コンクリート造の重厚な佇まいは、神域への結界としての役割を雄弁に物語っています。

かつてこの周辺は内海が入り組む湿地帯であり、神社が建つ小高い丘は、遠くから見るとまさに海原に浮かぶ「ひとつの島」のように見えていたと郷土史は伝えています。古代人がこの地形に神聖な気配を感じ取り、神話に語られる始まりの島「自凝島」として崇め始めたことは想像に難くありません。近代的な巨大鳥居のモニュメント性と、古代から連綿と続く土着の自然信仰が見事に融合した姿こそが、参拝者の心に強烈なインパクトを残す原動力となっています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。