カモメの種類と見分け方完全ガイド!ウミネコとの決定的な違いを解説

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カモメ類の生息地と分布動向は、近年の沿岸環境の変化を敏感に反映しています。

多くのカモメ類が北極圏やユーラシア大陸北部の広大なツンドラ・ステップ地帯から数千キロを旅して日本へやってくる中、現在最も保護の必要性が叫ばれているのがズグロカモメ(頭黒鴎)です。

国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで危急種(VU)、環境省レッドリストでも絶滅危惧II類に指定されているズグロカモメは、干潟の泥上に生息する「ヤマトオサガニ」などの小型カニを専門に捕食します。他のカモメのように魚をダイビングして捕らえたり、人間の残飯に頼ったりすることができません。

中国沿岸部や有明海、伊勢湾、三河湾など限られた泥質干潟のみに依存しているため、東アジアの干潟開発や埋め立てによって世界個体数が一時激減しました。2026年現在、有明海沿岸のラムサール条約湿地などを中心に越冬地保全の取り組みが進められており、干潟生態系の健全性を示すバロメーターとして厳重に見守られています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。