初代Dj Love脱退の真相と現在|仮面を引き継いだ2代目との絆

初代Dj Love脱退の真相と現在|仮面を引き継いだ2代目との絆に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

SEKAI NO OWARIの前身である「世界の終わり」が産声を上げたのは、東京都大田区の印刷工場跡地に作られた手作りのライブハウス「club EARTH」でした。Fukase、Nakajin、Saoriらとともに、空間の解体から遮音壁の設置、配線作業に至るまで、文字通り血と汗を流して拠点を立ち上げたclub EARTH 立ち上げメンバーの1人こそが、初代DJ LOVEでした。

当時、バンドは数千万円規模の借金を背負いながら寝食を共にしており、まさに背水の陣で音楽活動に打ち込んでいました。その過酷な環境下で、初代DJ LOVEが脱退を選択した決定的な理由は「音楽に対する熱量のギャップと将来の現実的進路」でした。当時のドキュメンタリーやメンバーの回想録によると、初代はもともと純粋なバンドサウンドやハードなパンク、あるいは裏方的な音響機材の操作を愛好する気質を持っていました。

対して、Fukaseたちが描いていたビジョンは「ポップミュージックの頂点を目指し、人生の全てを賭ける」という妥協なきプロ志向。日を追うごとに過密になる練習スケジュールや精神的な重圧の中で、初代DJ LOVEは「自分はこの覚悟で一生音楽を背負っていくことはできない」「このまま中途半端な気持ちで残れば、大切な友人関係そのものが壊れてしまう」という葛藤に直面します。結果として、2008年から2009年にかけての自主制作盤『黒EARTH』制作期に、バンドの未来を邪魔しないための自主的な脱退を申し出ることとなりました。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。