異色の生物ライター平坂寛が追う怪魚ハントと危険生物の最前線
著書『喰ったらヤバいいきもの』に代表される執筆活動では、「食べる」という根源的な行為を通じて外来種問題の核心に切り込んでいる。特定外来生物に指定された魚類や爬虫類を単に駆除対象として切り捨てるのではなく、実際に自らの舌で味わい、その肉質や食味を克明にレポートする姿勢は、多くの読者に鮮烈な問いを投げかけた。
人間の都合で持ち込まれ、増殖し、疎まれる生物たち。その命と真正面から向き合い、胃袋に収めるプロセスを描くことで、生態系破壊の責任がどこにあるのかを浮き彫りにする。ショッキングなタイトルの裏には、命の平等を問う重厚なメッセージが込められている。