高血圧の基準はおかしい?数値引き下げの真相と年齢別の正しい目標

高血圧の基準はおかしい?数値引き下げの真相と年齢別の正しい目標について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

「高血圧140厳しすぎる噂の真相」を正しく把握するためには、病院で測る「診察室血圧」と自宅で測る「家庭血圧」の違い、そして年齢ごとの目標値の違いを正確に理解しておく必要があります。

日本高血圧学会の現行基準に基づき、年齢別・測定環境別の診断基準と降圧目標値を以下の比較表にまとめました。

年齢層・対象区分診察室血圧の目標値家庭血圧の目標値臨床的判断の要点・注意点成人全般(高血圧診断基準)140/90 mmHg 以上135/85 mmHg 以上家庭血圧はリラックス環境のため、診察室より5mmHg低く設定される。75歳未満の成人(治療目標)130/80 mmHg 未満125/75 mmHg 未満将来の血管障害リスクを予防するため、若年・中年期はより厳格な管理が推奨される。75歳以上の後期高齢者(治療目標)140/90 mmHg 未満135/85 mmHg 未満過度な降圧によるふらつき・転倒・腎機能低下を回避するため、緩やかに管理する。糖尿病・CKD(蛋白尿陽性)合併130/80 mmHg 未満125/75 mmHg 未満微小血管へのダメージが急速に進むため、年齢にかかわらず厳格な降圧が必要。

家庭血圧の基準が135/85mmHgとなっている点に注目してください。病院の診察室では医師や看護師を前にして緊張し、一時的に血圧が跳ね上がる「白衣高血圧」が頻発します。そのため、日本高血圧学会では「診察室の数値よりも、朝晩に自宅で測った家庭血圧の数値を優先して診断する」ことを明確に打ち出しています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。