2011年の出来事総まとめ|大震災となでしこ世界一、激動の真相
国際情勢に目を向けると、2011年は中東・北アフリカ地域で独裁政権が次々と倒壊した「アラブの春」の嵐が吹き荒れました。
発端は2010年末のチュニジアでの抗議デモ(ジャスミン革命)でした。失業と貧困に苦しむ若者たちの声がFacebookやTwitter(現X)を通じて瞬く間に拡散し、23年間続いたベンアリ独裁政権がわずか1カ月で崩壊。その波はエジプトへと波及し、30年にわたり君臨したムバラク大統領を辞任に追い込みました。
リビアではカダフィ政権が反体制派によって倒され、42年におよぶ独裁に終止符が打たれました。一連の運動は、既存の大手マスメディアではなく個人のSNS発信が国家体制を覆す武器になり得ることを世界に見せつけました。一方で、シリア内戦の激化などその後の混迷と難民問題の引き金にもなり、国際秩序の地殻変動が始まった決定的な年でした。