【プロフィール】 銀座 イタリアン ファン必見の最新情報 #639
今、銀座の厨房を任されているのは、2010年代後半からパンデミック期にかけてイタリア各地で牙を研いだ30代のシェフたちだ。彼らが持ち帰ったのは、華やかな宮廷料理ではない。トスカーナの山奥や、シチリアの漁村で日常的に食べられている、泥臭くも力強い郷土料理の精神だ。
彼らは日本の四季とイタリアの魂を融合させる。例えば、富山湾のホタルイカを使ったプーリア風のパスタや、信州のジビエを用いたピエモンテ風の煮込み料理。伝統を重んじながらも、日本のテロワールを容赦なく表現するその姿勢が、ゲストの心を掴んで離さない。