枕元のノートが精神を蝕む?Snsで急拡大する「夢日記」ブームに潜む精神医学の警鐘【2026年最新レポ】

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そもそも、なぜ人間は目覚めると急速に夢の記憶を失うのか。脳神経科学の観点から見れば、忘却こそが健全な脳の正常な防衛機制である。REM睡眠中、脳は膨大な記憶の断片やストレスを整理・消去するプロセスを実行している。この作業中に発生する無秩序なイメージが夢だ。

起床直後に無理やりその記憶を手繰り寄せて言語化する行為は、脳が意図的にゴミ箱へ捨てようとしていたデータを強引に復元する作業に等しい。これを長期間繰り返すと、現実世界の記憶と脳内処理用の仮想イメージを分ける「記憶のファイアウォール」が磨耗し、脳が過負荷を起こしてしまうのだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。