ホタテの解凍で旨味を殺すな!氷水と塩水が起こす劇的変化の真実
Q1:解凍用の塩水を作る際、粗塩と精製塩のどちらを使うべきですか?
A1:どちらを使用しても浸透圧の物理的効果に大きな差はありません。ただし、ミネラル分を適量含む天然塩や粗塩を使用すると、ホタテの持つ自然な甘みと親和性が高くなり、よりカドのないまろやかな仕上がりになります。比率は水1リットル(1000ml)に対して塩大さじ2杯弱(約30g)を目安に溶かしてください。
Q2:冷凍ホタテをそのまま直接、お湯やぬるま湯につけて解凍してはいけませんか?
A2:絶対におやめください。ぬるま湯に直接浸すと、表面のタンパク質だけが急激に変性して熱が通り、身が白濁してドリップが激しく噴き出します。同時に中心部は凍ったままという極端な温度ムラが生じ、生臭さとパサつきが極大化します。急速解凍を行う場合は、必ず密閉袋に入れた状態で冷たい流水に当ててください。
Q3:ホタテ貝柱の横についている「ヒモ」や「丸い硬い部分」はどう処理すべきですか?
A3:玉冷(貝柱単体)の側面についている小さな長方形の硬い筋肉は「耳(生殖巣の付着部付近)」または「副筋」と呼ばれる部位です。ここは貝柱本体と比べて繊維が硬いため、生食でお刺身にする際は包丁で削ぎ落とし、スープや炒め物に回すと貝柱のなめらかな舌触りを損なわずに楽しめます。