小田急線・伊勢原駅が仕掛ける「静かな大激変」——新駅構想と大山詣りの現在地【2026現地ルポ】
観光色の強い北口とは対照的に、南口は洗練された都市機能と生活インフラが際立つ。その中心にあるのが、伊勢原駅から直通バスが頻繁に往来する東海大学医学部付属病院だ。神奈川県央から西湘エリアにおける高度急性期医療の要であり、ドクターヘリの基地病院としても名高いこの大病院の存在が、伊勢原という街に圧倒的な安心感をもたらしている。
「医療従事者が多く住む街は衰退しない」という不動産の定説通り、南口エリアのマンション需要は極めて堅調だ。近年は子育て世代に向けた小児医療や医療・福祉連携のスマートタウン化が進み、リタイア層のみならず20代・30代のファミリー層が南口エリアを終の棲家として選ぶ動きが加速している。