カーテンの適正な長さ決定版|掃き出し窓・腰高窓の失敗しない計算式
正確な寸法を得るには、プロが現場で行うカーテン測り方の手順を厳密にトレースする必要があります。感覚や目分量を徹底排除する5つの必須原則を守りましょう。
第一の鉄則は、ランナーからの測り方を徹底することです。メジャーの先端金具をカーテンレールにあるリング(ランナー)の小さな輪の下端に確実に引っ掛けます。レール本体の上面やブラケットから測ってしまうと、フックの立ち上がり寸法分が狂ってしまいます。
第二の鉄則は、「金属製(スチール)メジャーの使用」です。手芸用などのビニール製巻尺は経年劣化や張力で伸びが生じ、2メートルの計測で1〜2cm以上の測定誤差を生む危険があります。腰のある金属製メジャーを用い、床面に向かって垂直に下ろします。
第三の鉄則は、「左右・中央の3点計測」です。床面やサッシの歪みによる高低差を検知するため、窓の左端・中央・右端の3箇所を測定します。掃き出し窓で数値が異なる場合は、裾の引きずりを回避するために「最も数値が小さい箇所(最も高い床面)」を基準に採用するのがオーダーカーテン採寸ルールのセオリーです。
第四の鉄則は、「フックの種類(Aフック・Bフック)の指定」です。カーテンレールを見せる標準の「Aフック(天井付け・装飾レール用)」か、レールを隠す「Bフック(正面付け・機能性レール用)」かによって、総丈とカン下寸法(フックから下の長さ)の計算が変わります。オーダー時は必ず「総丈」ではなく「カン下寸法」で発注書を作成します。
第五の鉄則は、「布地の自重と湿度変化の考慮」です。リネンや綿などの天然素材100%の生地は、室内の湿度変化や重みで数センチ伸び縮みします。ポリエステル混紡率の高い生地を選ぶか、天然素材の場合は経年変化を見越したサイズ設定を専門スタッフと詰める必要があります。