蛍光灯のスターター型とは?見分け方とLed化の注意点をプロが徹底解説
蛍光灯が発光するには、管の中に封入されたガスを瞬時に放電させるための高電圧が必要です。その最初のキッカケを作るスイッチの役割を果たすのが、横にちょこんと取り付けられた小さな親指大の部品「点灯管(グロー球)」です。この点灯管を使って点灯させるタイプを、正式にはグロースターター形と呼びます。
家庭用や小規模オフィスに最も多く普及してきた直管蛍光灯の種類であり、品番の先頭が「FL」で始まる点がFL蛍光灯の特徴です。例えば「FL40SS」「FL20S」といった型番がガラス管の端に印字されていれば、それは間違いなくスターター型に対応したランプです。
スイッチを入れると点灯管内部で小さな放電が起き、バイメタルと呼ばれる金属片が熱で曲がって回路をショートさせます。その後、冷えて回路が離れた瞬間に大きな電圧(キック電圧)が生まれ、蛍光管本体がパッと点灯するアナログな構造を持っています。この一連の物理動作があるため、どうしても点灯までに数秒のタイムラグが生じるのが機構上の特徴です。