2026年、教育界の地殻変動。広島 福山高校が挑む「地方発・次世代イノベーター育成」の真相
「テストの点数だけを追いかける時代は終わった」。校内で取材に応じた教員の一人は、力強い眼差しでそう語る。2026年度から本格始動した新カリキュラムでは、従来の教科書ベースの暗記学習を大幅に削減。代わりに時間を割いているのが、自ら問いを立てて検証する「実践型プロジェクト」だ。
生徒たちは1年次から、社会課題の現場へと飛び出す。机上の空論ではなく、実際の社会で起きている歪みやビジネスの課題に対峙させることで、思考の限界値を一気に押し上げる狙いがある。テストの偏差値ではなく、どれだけ深い問いを立てられたか。その評価軸の転換こそが、生徒たちの学習意欲に爆発的な火をつけている。