【2026年最新】公開25周年で異例の再加熱、「ワイスピ」初代ライムグリーン・エクリプスが今なお世界を狂わせる理由
映画の冒頭、暗闇のロサンゼルス・ドジャー・スタジアムの駐車場で、爆音とともにスクロールするライムグリーンとブルーのバイナルグラフィック。アクセルを踏み込み、NOS(ニトロ)を噴射してフル加速するシーンに、当時の観客は息をのんだ。あの瞬間、モータースポーツの主役はV8エンジンのアメ車から、日本の4気筒ターボ車へと完全に取って代わられたのだ。
それまでのハリウッド映画において、日本車は「実用的なエコノミーカー」として描かれることが多かった。しかし『ワイルド・スピード』は違った。アンダーネオンが夜の街を照らし、巨大なリアウイングと社外エアロパーツで武装したエクリプスは、極めてクールで反逆的なストリートカルチャーのシンボルとして世界中の若者の脳裏に刻み込まれたのである。