「ベクれてる」の意味と元ネタは?タブー視の理由とネットの現在地
ネットスラングの中には時代の経過とともに笑い話として消費されるものもありますが、「ベクれてる」は現在に至るまで強烈なタブー用語・差別的表現として扱われています。その決定的な理由は、復興に向けて血のにじむ努力を続けてきた農家や漁業者、そして被災地の人々に対する明確な人権侵害と風評被害を助長したからです。
震災直後、一部のネットユーザーやインフルエンサーが科学的根拠に基づかない不安を煽り、福島県産を口にした人物に対して「ベクれて応援」「直ちにベクれる」などと中傷を浴びせる事態が頻発しました。これは正当な批判ではなく、出身地や特定の産地を理由に排斥する純然たる地域差別にほかなりません。
そのため、公のメディアや企業アカウントはもちろん、個人のSNSであってもこの言葉を発信した瞬間に激しい批判を浴び、いわゆる大炎上へと発展します。無知から使った場合であっても、差別意識や悪意を表明したとみなされるのが現実です。