女優・南田洋子の悲哀と壮絶な生涯 長門裕之と歩んだ愛の軌跡
南田洋子が公の場から姿を消し、密かに闘病生活を送っていた時期の真実は、長門裕之による著書やメディアでの手記によって明らかにされた。かつて銀幕で眩い光を放った大女優が、徐々に記憶を失っていく現実。長門はその葛藤と苦悩を隠すことなく公表し、世間に大きな衝動を与えた。
この公表には当時、賛否両論が巻き起こった。プライバシーの侵害ではないかという批判があった一方で、老老介護や認知症患者を抱える家族の過酷な現実に光を当てたという評価もなされた。しかしその根底にあったのは、最後まで妻の存在を世に繋ぎ止めたいという、夫の悲痛なまでの愛だったことは間違いない。