キングダム非情の死亡リスト!散りゆく名将と史実が語る生存フラグ
歴史書『史記』を開くと、今後の作中で描かれるであろう主要人物たちの残酷な宿命と、確定した生存ルートが浮き彫りになる。推し武将の命運を握る史実の記述を検証する。
主人公である李信は、楚の項燕との戦いで壊滅的な大敗を喫するという戦国最大の試練が待ち受けている。しかし、彼は死なない。その挫折を乗り越え、後の燕や斉の平定において決定的な軍功を挙げ、秦の中華統一を見届ける勝利者となることが確定している。
秦の六大将軍で現在も活躍する騰は、韓を電光石火で滅亡させた後、南陽の地を治める文官・太守へと身を転じる記述があり、戦死の可能性は極めて低い。王翦もまた、趙・燕・楚を立て続けに滅ぼす最大の功労者として天寿を全うする。
一方で、悲劇的な未来が約束されている巨星も存在する。趙の守護神・李牧だ。戦場では無敵を誇りながらも、秦の謀略と趙王室内部の腐敗(郭開らの讒言)によって無念の処刑、あるいは自害へと追い込まれる最期が史実に記されている。さらに、秦の軍総司令である昌平君には、祖国である楚の復興を掲げて秦に反旗を翻し、最後は楚の王となって友である蒙武や信と刃を交えるという、あまりにも重い裏切りの運命が影を落としている。