日本のノーベル賞に韓国が抱く羨望と焦燥|科学格差の深層を解く

日本のノーベル賞に韓国が抱く羨望と焦燥|科学格差の深層を解くにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

報道各社が理知的な分析を試みる一方で、韓国の巨大匿名掲示板である「dcinside(ディーシーインサイド)」や「FMkorea」、ポータルサイトのコメント欄には、庶民や若い世代の生々しい本音が溢れ返ります。

日本人の受賞が決まった夜、スレッド上に並ぶ書き込みの多くは、反日感情による中傷ではなく、「認めざるを得ない基礎体力の差」「科学技術における日本の壁は高すぎる」といった脱帽の声です。「日本の学問は、儲かるかどうかも分からない地味な研究に一生を捧げる変人を大学が抱え込んできた。一方の我が国は、成績最上位層が全員『医大』になだれ込み、皮膚科や整形外科を開業してタワマンを買うことしか考えていない」という書き込みには、数千件の賛同ボタンが投じられます。

特に象徴的なのは、ノーベル物理学賞で青色LED(赤﨑勇氏、天野浩氏、中村修二氏)やリチウムイオン電池(吉野彰氏)が評価された際に見られた議論です。「韓国のサムスンやLGは世界最高品質のスマートフォンやEVバッテリーを量産しているが、その根本的な原理やコア素材はすべて日本の学問的土台の上に成り立っている」という指摘は、韓国の理系ネットユーザーの間で極めて広く共有されている認識です。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。