世界遺産・北口本宮冨士浅間神社のご利益と隠された歴史の秘密
山に登る前、単に通り過ぎるだけでは勿体ない。古来より引き継がれてきた参拝ルートと作法を守ることで、ご利益と安全祈願の効果をより深く享受できる。
まず、国道沿いの赤い大鳥居をくぐり、鬱蒼とした杉並木の参道をまっすぐ歩む。手水舎で手と口を清めたら、いよいよ拝殿へ。ここで「二礼二拍手一礼」の作法に則り、無事に登山を果たせることへの感謝と祈りを捧げる。
拝殿での参拝を終えたら、必ず本殿の後方へと足を運んでほしい。そこには「富士山登山門」と記された鳥居があり、ここがかつて吉田口登山道の真の始まりとされていた場所だ。境内奥にひっそりと佇む祖霊社や諏訪神社へも忘れずに挨拶を済ませることが、古くからの参拝術の極意である。登山の安全と無事下山を願うなら、このルートを辿るのが鉄則だ。