Dj Ozma紅白ボディスーツ事件の全真相!Nhk出禁と舞台裏
あの日、第57回NHK紅白歌合戦のステージに立ったDJ OZMAは、社会現象となった大ヒット曲『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』を引っ提げ、初出場を果たした。祝祭ムード最高潮のなかで披露されたパフォーマンスは、序盤こそ金髪のアフロヘアとド派手な衣装で会場を煽る順調な滑り出しを見せていた。しかし、曲のクライマックスで事件は起きる。
ダンサーたちが一斉に衣装を脱ぎ捨てると、そこには男性器や女性の胸元まで精巧にペイントされた「裸体」が露わになった。あまりのリアルさに、カメラ越しでは本当に脱衣したとしか見えない。視聴者の視覚を完全に欺いたこの瞬間こそが、日本のテレビ放送の歴史に刻まれる特大の放送事故の引き金となった。
なぜこのような事態が防げなかったのか。最大の要因は、リハーサルと本番の「決定的な乖離」にある。事前の通し稽古では、衣装を脱いだ下には水着を着用する形で演出が確認されていた。スタッフ側は「常識的な範囲の露出」を想定していたが、本番で彼らが身にまとったのは、陰影やディテールまで極めてリアルに転写された特注のラバー素材スーツだった。制作陣の想定を根底から覆すゲリラ的決行だったのだ。