没後9年、未公開写真が明かす「サッチー」の真実:野村沙知代の知られざる激動の青春期と、昭和・平成を駆け抜けた圧倒的生命力
野村沙知代(旧姓・伊東芳枝)の経歴には、常に霧が立ち込めていた。かつて本人が公表していた「コロンビア大学留学」という華麗な経歴は、後に詐称疑惑としてメディアから猛烈なバッシングを浴びることになる。しかし、学歴という肩書きを剥ぎ取ったとしても、彼女の若い頃が常軌を逸したエネルギーに満ちていたことは紛れもない事実だ。
終戦直後の混乱期、彼女は米軍基地周辺で英語を学び、アメリカ人将校たちと浮名を流した。米軍将校との結婚、そして渡米。当時としては極めて異例の行動力だ。生きるか死ぬかの時代に、自らの美貌と知性を武器にのし上がろうとした彼女の野心は、この時期に急速に研ぎ澄まされていったとされる。