車のインロックはなぜ多発?スマートキーの落とし穴と緊急解錠の鉄則
外部へ開錠を要請する場合、連絡先の選択肢は主に「任意保険のロードサービス」「JAF」「民間の鍵屋」の3つに分かれます。それぞれの特徴、出動コスト、対応スピードを客観的に比較したデータが以下の通りです。
ドライバーの多くが見落としがちなのが、自身が契約している任意保険の車両トラブルサポートです。東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、ソニー損保などの大手各社は、ロードサービスを自動付帯させており、キー閉じ込みの解錠を自動車保険ロードサービスの無料適用範囲内として処理してくれます。このサービスを利用しても「ノーカウント事故」として扱われるため、翌年度の保険等級が下がったり、保険料が跳ね上がったりするペナルティは一切ありません。
保険証券が手元になくても、保険会社のお客様センターや事故受付デスクに電話をかけ、氏名・生年月日・車両ナンバーを伝えれば即座に照会が完了します。提携しているロードサービス隊員が現場へ無償派遣されるため、無駄な出費を抑えるための鉄則と言えます。
一方で、会員資格を持たない状態でJAFを呼ぶ場合は、JAFのインロック解錠費用として日中で1万5千円強、夜間や高速道路上では2万円を超える実費が発生します。それでも、ウェブ検索で「最安2,000円〜」などと宣伝し、作業後に数万円〜10万円以上の請求を突きつける悪質な鍵業者に比べれば、JAFの料金体系は極めて明確で安全です。鍵屋のインロック開錠料金相場は国産車の通常ギザ鍵であれば1万円台半ば、輸入車や特殊形状の内溝キー(ウェーブキー)では2万5千円〜4万円程度が適正水準となります。