ウイスキーとチョコはなぜ合う?プロが明かす科学的ペアリング
実際のペアリングにおいて、まず試すべき筆頭株が日本のウイスキーの金字塔である山崎12年だ。ミズナラ樽由来のオリエンタルな香木香と熟した果実のアロマを持つ山崎12年には、カカオ分68%前後のほんのりフルーティな酸味を持つダークチョコレートが驚くほどよく合う。一口含めば、白檀のような優雅な余韻とカカオの深いコクが完璧な調和を描き出す。
対して、スコッチの王道として君臨するザ・マッカラン12年には、シェリー樽由来のドライフルーツやスパイシーな重厚感が宿る。このボトルに合わせるべきは、オレンジピールを織り込んだオランジェットや、濃厚なプラリネを包んだチョコレートだ。ザ・マッカラン12年が持つ乾いた果実の甘みとカカオの苦みが重なり合い、まるで極上のデセールを味わっているかのような濃密な満足感をもたらしてくれる。