『ケイゾク』の衝撃から27年…渡部篤郎と中谷美紀が刻んだ伝説と「それぞれの2026年」
詳細を見る
1999年1月、刑事ドラマの概念を覆す作品が誕生した。堤幸彦監督が手がけた『ケイゾク』だ。中谷美紀演じる東大卒の天才だがどこかズレている刑事・柴田純と、渡部篤郎演じる心に深い闇と狂気を秘めた刑事・真山徹。二人が織りなす空気感は、それまでの地上波ドラマにはない異質な緊張感を漂わせていた。
アドリブを交えた軽妙な掛け合いの裏に透ける、切ないまでの孤独。カメラが捉える一瞬の視線の交錯や静寂に、視聴者は息を飲んだ。型破りな映像表現と相まって、二人のタッグは一躍時代のアイコンとなったのだ。あの作品で提示された狂気と知性のコントラストは、四半世紀以上が経過した今見返しても全く古びていない。