走行税で愛車の維持費が激変?導入時期と負担額の全真相に迫る
政治の舞台裏でも、この問題は劇薬として扱われている。税制の実質的な決定権を握る自民党税制調査会(税調)内部でも、安易な導入論には慎重な声が根強い。選挙を控える地方選出議員にとって、有権者の反発を直接買う走行課税の推進は政治生命に関わるからだ。
財務相をはじめ財政健全化と社会保障・インフラ維持を担う加藤勝信氏ら政策中枢のリーダー陣も、世論の反発と財源確保の狭間で極めて難しい舵取りを迫られている。当面は「抜本改革の必要性」をアピールしつつ、まずは商用車や大型EVへの限定的な適用、あるいは実証実験という形でワンクッションを置き、国民の心理的抵抗を和らげながら既成事実化を進めるシナリオが現実味を帯びる。