ハンターハンター30巻表紙の真相|メルエムとコムギが涙を誘う理由
『HUNTER×HUNTER』第30巻は、2012年4月4日に発売されました。収録されているのは、No.311「期限」からNo.320「投票」までの全10話です。
この巻の最大のトピックは、連載期間にして約8年、休載を挟みながらも圧倒的な熱量で描き続けられた「キメラアント編の完結」と、続く「会長選挙・アルカ編」の幕開けが同居している点にあります。特に第318話「遺言」で描かれた、真っ黒なコマの連続の中で交わされるメルエムとコムギの最期の対話は、ジャンプ本誌掲載時にも漫画界に大きな衝撃を与えました。
壮絶な死闘が繰り広げられた蟻編のクライマックスを受け、単行本の顔となるカバーにどのようなイラストが選ばれるのか、発売前には読者の間で様々な予想が飛び交っていました。しかし、実際に登場したビジュアルは、ファンのあらゆる予想を遥かに超える静けさと神聖さを湛えていたのです。