阿部慎之助のバント多用はなぜ?セイバーメトリクスと勝率の真相

阿部慎之助のバント多用はなぜ?セイバーメトリクスと勝率の真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

野球のデータ分析手法であるセイバーメトリクスの観点では、送りバントは長年「得点期待値を下げる非効率な作戦」と評価されてきました。

一般的に、無死一塁の状況から「無死一塁」と「1死二塁」を比較した場合、そのイニングに入る総得点の平均値である「得点期待値」は約0.85点から約0.65点へと減少します。アウトカウントの価値は極めて重く、打者の打席機会を自ら削る行為は理論上マイナスに働く場面が多いとされています。

しかし、阿部采配が重視しているのは得点期待値ではなく、「1点が入る確率(得点確率)」です。同点の終盤や1点リードの展開では、複数得点を狙うよりも「何としても1点をもぎ取る」ことが勝利に直結します。巨人のバント成功率はリーグ上位を維持しており、得点圏に走者を置いた場面での適時打率と相まって、接戦での高い勝率を支える構造を作り上げています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。