2026年のロンドンで何が起きているのか?名探偵の影と最先端カルチャーが交差する「ベイカー ストリート」完全探訪記
通りを北へと直進すると、視界が一気に開け、広大な緑地「リージェンツ・パーク」の南端に突き当たる。喧騒に満ちたロンドンの中心地にあって、これほど贅沢な深呼吸ができる場所はそう多くない。
春から初夏にかけては、数万株の薔薇が咲き誇るクイーン・メアリーズ・ガーデンが見頃を迎える。美しく刈り込まれた芝生の上に腰を下ろし、テイクアウトしたスコーンを齧りながらリスが駆け抜けるのを眺める時間は、何物にも代えがたい旅のハイライトになるだろう。
公園の南側に隣接するマダム・タッソー蝋人形館の活気を横目に、緑豊かな木陰のベンチで読書に耽る地元の人々。人工的なエンターテインメントと雄大な自然が隣り合うコントラストも、このエリアが持つ奥深い魅力の一つだ。