トータス松本とウルフルケイスケの仲|不仲説の真相と脱退後の現在
ウルフルケイスケのバンド離脱は、突発的なものではなく段階的なプロセスを経て決断されました。2018年2月にウルフルズとしての活動休止を発表し、約2年間の熟考期間を経た2026年2月に正式脱退がアナウンスされています。
公式発表で語られた理由は「ソロ活動に専念するため」という極めて前向きな言葉でした。しかし、その根底にはケイスケが抱いていた音楽家としての切実な想いがありました。ケイスケは当時から「マジカルチェイン」と銘打ち、アコースティックギター一本で全国津々浦々のライブハウスやカフェを巡るソロツアーを展開していました。
巨大なスタジアムやアリーナを揺らすメジャーバンドの看板ギタリストとして生きる道と、観客と至近距離でブルースを分かち合う現場主義のギターマンとして生きる道。50代半ばという人生の節目を迎え、「残された音楽人生をどこに注ぐべきか」を突き詰めた結果、バンドを離れるという選択に行き着いたのです。トータスをはじめとするメンバーも、その頑なな決意を最終的に受け入れ、背中を押す形となりました。