お米計量カップでご飯が激変?1合180Mlの真実と失敗ゼロの神ワザ
「レシピ本に書いてある通りに水を合わせたのに、炊き上がったご飯がひどく固くてパサつく」――こうした失敗談の現場を検証すると、ほぼ100%に近い確率で料理用の計量カップ(200ml)でお米を1合として量ってしまっているミスに行き当たります。
日本の料理用計量カップは、1920年代に女子栄養大学の創設者・香川綾氏が考案したメートル法準拠の1カップ=200mlが標準です。これに対して、炊飯器やお米の世界で使われる「1合」は、古代からの尺貫法に由来する1合=約180.39ml(一般に180ml)で設計されています。つまり、普通の料理用計量カップすりきり1杯でお米を内釜に入れると、それだけで正規の1合よりも20ml(重量にして約15〜17g)も余分なお米が投入されてしまう計算になります。
お米をおいしく糊化(アルファ化)させるためには、お米の重量に対して約1.2倍(容積比で約1.2〜1.25倍)の水が不可欠です。炊飯器の内釜に刻まれている「白米 1」の水位線は、あくまで「180mlの米」が入ることを前提に精密に作られています。200mlの米に対して1合分の目盛りまでしか水を入れなければ、水比率は1.08倍程度まで急激に落ち込みます。その結果、お米の中心まで熱と水分が届かず、芯が残ったボソボソの不味いご飯が炊き上がってしまうのです。これが「普通の計量カップを使うとご飯がまずくなる」真相です。