『One Piece』エース「取り消せよ今の言葉」頂上戦争の真意

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作者である尾田栄一郎は、エースという人物の「逃げない性格」を物語の初期段階から幾重にも伏線として仕込んでいた。ルフィの幼少期回想シーンにおいても、エースは一度向き合った敵から決して背を見せない少年として描かれてきた。その根底にあったのは、「背後にいる愛する者を守るため」という強い決意である。

マリンフォードでの局面でも同様だった。赤犬の矛先が白ひげの誇りのみならず、疲弊した弟ルフィや仲間に向くことを察知していたエースは、本能的にその場に踏み止まらざるを得なかったのだ。一見すると衝動的な過ちに見えるシーンだが、伏線を丁寧に辿ると、エースのキャラクター造形がブレることなく極限まで貫かれた結果であることがわかる。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

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