ベルリンの壁に刻まれた「ブレジネフのキス」衝撃の真相と政治意図
1989年、ベルリンの壁が崩壊すると、分断の象徴だったコンクリートの壁は世界中のアーティストたちのキャンバスへと変貌を遂げた。全長1.3キロメートルに及ぶオープンエアギャラリー「イーストサイドギャラリー」において、最も世界的な注目を集めたのが、あのアッパーな情景を描いた壁画である。
作品のタイトルは『神よ, この死に至る愛の中で生き延びるのを助けてくれ』。ブレジネフとホーネッカーのキス写真を原画として巨大に描き出したこの作品は、かつて市民を抑圧した冷戦体制の滑稽さと恐ろしさを同時に告発するアイコンとなった。この壁画の前には、現在も世界中から観光客やジャーナリストが絶え間なく訪れている。