世界一難しい漢字はどれ?84画たいとや128画の真相を徹底検証
日本国内のコンビニエンスストアや大手外食チェーン、中華料理店でメニュー化されたことで爆発的な知名度を獲得したのが、「ビャンビャン麺」の「ビャン」という漢字です。パソコンやスマートフォンの一般的なフォントでは長らく表示できませんでしたが、Unicodeへの追加(U+30EDD / U+30EDE)によってデジタル環境への対応も進んでいます。
この文字のビャンビャン麺 漢字 書き方は、総画数57画(簡体字では42画、字形バリエーションにより58画)にも及び、「穴」「言」「糸」「長」「馬」「月」「心」「刂(りっとう)」「辶(しんにょう)」など、多種多様な部首が複雑怪奇に詰め込まれています。一見すると文字の暗記は不可能に思えますが、発祥地である中国陝西省では、民衆が書き順を覚えるためのリズミカルな「覚え歌(順口溜)」が口伝で受け継がれてきました。
「穴ごんべんに心をつけて、月とりっとうが左右に立ち、長がふたつに糸ふたつ、真ん中に馬が座り込み、しんにょうで大きく包み込む」といった覚え歌のバリエーションが存在します。過酷な労働に従事した庶民が、コシの強い手延べ麺を食べる喜びと、言葉遊びのユーモアを融合させて作り上げた文化遺産とも呼べる文字です。