美智子さまの装いは本当に派手だったのか?批判の裏にある外交の真実
「贅沢批判」が週刊誌を賑わせた昭和末期から平成初期、世間の一部は美智子さまのドレスやスーツの点数を数え上げ、過剰な浪費であるかのように書き立てた。だが、宮内庁関係者や当時の側近たちの証言が物語る実像は、世間の抱いたイメージとは決定的に異なる。
仕立てられた衣装の多くは、襟元やカフス、ボタンの付け替えによって幾度もリメイクされ、生地を傷めないよう徹底して手入れが施されていた。一度着用されたドレスを解体し、別の公務用のスーツやケープへと生まれ変わらせる――それは派手どころか、極めて緻密で倹約的な職人技の結晶だった。批判の裏には、皇室の近代化を快く思わない旧態依然とした層の思惑や、センセーショナルな見出しで部数を伸ばそうとする一部メディアの扇動が存在していたのである。