「国民的美少女」の原点にして最高峰——後藤久美子が10代で起こした空前絶後のムーブメントと、現代に受け継がれる伝説
10代後半から20代初頭にかけて、多くのタレントが日本国内での露出を増やし、タレントとしてのポジションを固めようとする中で、彼女はまったく異なる道を選択した。世界へと視野を広げ、F1レーサーのジャン・アレジ氏とのパートナーシップを選び、欧州へと拠点を移した決断である。
世間が作り上げた「ゴクミ」という偶像を自ら脱ぎ捨て、一人の女性として自分の人生を歩み始めたその姿は、あまりにも潔く、そして刺激的だった。日本中が熱狂したブームの頂点にありながら、あっさりとその場所を去る勇気。それこそが、彼女が単なる流行のアイドルではなく、真のトップスターであった証左と言える。