【独占追跡】70代の今も第一線を疾走。怪優・中尾隆聖が明かす「悪役に命を吹き込む」圧倒的リアリティの正体
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彼の声の力強さを語るうえで外せないのが、半世紀以上にわたる舞台経験だ。3歳で劇団ひまわりに入団し、子役としてラジオドラマやテレビの現場に立った。声優としてのブレイク後も、1992年には関俊彦らと共に「ドラマティック・カンパニー」を立ち上げ、長年にわたり舞台に立ち続けてきた。
マイクの前だけで完結する芝居ではない。全身を使って空間を支配し、観客の呼吸を感じ取りながら言葉を紡ぐ。舞台で培われたその肉体感覚が、アニメーションのキャラクターに圧倒的な立体感をもたらしている。マイクに向かって息を吹き込むとき、彼の頭の中にはキャラクターが立っている「その場の空気」が完全に構築されているのだ。