琴平イベント完全攻略ガイド|金毘羅歌舞伎から台湾夜市まで象頭山の麓を彩る熱気の真実
琴平を象徴する二大伝統イベントは、全国的にも高い知名度を誇ります。歴史の深さとスケール感は、他の地域イベントの追随を許しません。
江戸の情緒を今に伝える「旧金毘羅大芝居(金丸座)」
天保6年(1835年)に建てられた旧金毘羅大芝居(金丸座)は、現存する日本最古の木造劇場です。ここで毎年春に開催される「四国金毘羅歌舞伎大芝居」は、歌舞伎界にとっても特別な公演とされています。
照明は窓からの自然光と蝋燭の灯りのみ。ぶどう棚や空乗り、人力の廻り舞台など、江戸時代の劇場構造がそのまま使用されます。役者の息づかいや足音が直接床を通じて伝わる臨場感は、現代的な劇場では決して味わえない唯一無二のものです。
千年を超える祈りの行列「金刀比羅宮 例大祭」
毎年10月9日から11日にかけて執り行われる「例大祭」は、金刀比羅宮で最も重要とされる神事です。特に10日夜に行われる「お渡り」では、本宮から御本神を載せた御輿が約2キロ先の「お旅所」へと向かいます。
平安衣装を纏った神職や巫女、松明を手にした氏子ら約500人が列をなし、静寂のなか石段を下る光景は壮絶な美しさを放ちます。沿道を埋め尽くす見物客の熱気とともに、門前町全体がタイムスリップしたかのような錯覚に包まれます。