奈良の大仏開眼から1300年目の新発見——古代インドの僧侶が今、日印の未来を揺り動かす理由
なぜ、当時の日本人は遠く離れた異国の地に生まれた人物を受け入れ、国家の命運を賭けた大事業の最高責任者に据えたのか。
そこには、未知の知性や技術に対してオープンであり続けた、古代日本の圧倒的な柔軟性がある。偏見を捨て、普遍的な価値を貪欲に吸収する姿勢。分断が広がる21世紀の世界において、この姿勢はきわめて強いメッセージを放つ。異文化を排除するのではなく、混ざり合うことで新たな価値を創出する。古代の奈良で起きたイノベーションは、現代のグローバル社会が直面する課題に対する明快な処方箋を含んでいる。