飛行機で耳が痛い激痛の原因と治し方!着陸時の対処法と耳抜き術
飛行機を降りて空港を出た後も、耳の奥に水が入ったような感覚が抜けなかったり、自分の声が響いて聞こえたり、ズキズキとした痛みが続く場合は、「航空性中耳炎(気圧外傷性中耳炎)」を発症している可能性が高いと考えられます。
中耳内の強い陰圧によって鼓膜が充血したり、中耳の粘膜から滲出液(しんしゅつえき)と呼ばれる液体が染み出して溜まってしまう疾患です。軽症であれば数日から1週間ほどで自然に回復することもありますが、放置すると滲出性中耳炎へ移行して長期化することがあります。
【耳鼻咽喉科を受診すべき目安と判断基準】
・着陸後、翌日になっても耳の閉塞感や難聴が改善しない場合
・耳の奥にズキズキとした強い痛みが続いている場合
・自分の声が異常に響いて聞こえる、あるいは周囲の音がこもって聞こえる場合
・回転性のめまいや吐き気、耳鳴りが生じている場合
・耳から液体や血混じりの分泌液(耳だれ)が出てきた場合
医療機関では、鼻粘膜の腫れを引かせる抗アレルギー薬や消炎酵素薬の内服、耳管から空気を送り込む耳管通気療法などが行われます。重症で中耳に液体が大量に溜まっている場合は、鼓膜を微小に切開して排液する処置を行うケースもあります。
適切な治療を受ければ、軽症なら数日〜1週間程度、液体が溜まった場合でも2〜3週間から1ヶ月程度で完治することが一般的です。違和感を覚えたまま放置して次のフライトに乗ると症状が深刻化するため、異常を感じたら速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。