異界の扉を開く『Dairoku:妖し守』の神髄|伝承と絆が紡ぐ乙女ゲームの到達点
『DAIROKU』の舞台となる「桜谷(さくらだに)」は、人間の住む現世(うつしよ)とは隔離された特殊な異空間である。ここには、人間界で生きづらくなった妖怪や、古来より信仰されてきた神格化した存在が身を寄せ合って暮らしている。
政府がこの異界を放置しているわけではない。総務省の管轄下にある秘密組織「第六特別対策課」こそが、桜谷と人間界の均衡を保つ防波堤の役割を果たしている。主人公はこの課の新人職員として、異界の巡回や問題解決を担当することになる。
4つの自治区が織りなす独自の文化圏
桜谷は均一な世界ではない。住まう妖怪の種族や性質によって、大きく4つのエリア(街)に分かれている。この地域ごとの独立性が物語に深い奥行きを与えている。
- サクラタニ(中央): 人間側の拠点であり、異界管理の司令塔。統括課のオフィスが存在する。
- マカツヒ(常世の街): 鬼や妖怪たちが集う喧騒の街。力と情義が支配する血気盛んなエリア。
- アマツカ(天狗の街): 天狗や鳥類のあやかしが住まう高台の街。規律と伝統を重んじる。
- マカツクニ(水底の街): 蛇神や水棲のあやかしが静寂のなかで暮らす幻想的な領域。