全国で激増する熊の食害被害!人里出没の真相と2026年最新の防除策
食害の凶暴化を象徴する象徴的な事件として語り継がれているのが、北海道標茶町・厚岸町を中心に長年猛威を振るった巨大ヒグマ「OSO18」の事例です。OSO18による被害の真相は、人間が張り巡らせた罠や監視カメラを巧みに回避しながら、夜間に放牧中の乳牛を次々と襲撃し、計66頭もの牛に被害を与えたという極めて特異なものでした。
過去の人身被害・食害事件の経緯を辿ると、食害と人身事故は地続きであることが分かります。熊は本来臆病な性格ですが、一度「人間の食べ物は美味しく、人間自体は自分を攻撃してこない」と学習した個体(いわゆるアーバン・ベア)は、自らのテリトリーや餌場を守るために人間へ攻撃を仕掛けるようになります。
農作業中の農民が畑の中で鉢合わせして重傷を負う事故や、収穫物を運搬中の住民が背後から襲われる痛ましい事案は、すべて食害行動の延長線上で発生しています。食害を単なる「経済的損失」として放置することは、重大な人身事故の引き金を引くことと同義です。