松方弘樹の遺産と数億借金の真相|仁科克基ら実子の相続放棄と愛人劇
このマイナスの遺産状況に対して、最も迅速かつ法的な自衛策を講じたのが、前妻・仁科亜季子さんとの間に生まれた長男の仁科克基さんと長女の仁科仁美さんでした。松方さんの逝去から間もなくして、仁科克基さんが家庭裁判所で相続放棄の手続きを完了させたことが公となり、世間に大きな衝撃を与えました。
仁科克基さんは当時のテレビ番組やメディアのインタビューにおいて、父への複雑な想いを滲ませながらも、手続きに踏み切った理由を生々しく語っています。
「親父が亡くなった後、弁護士を通じて連絡が入った。遺産がプラスならありがたい話だが、ふたを開けてみたら莫大な借金や保証債務が残っている可能性が高いと知らされた。自分自身や家族の生活を守るためには、法律に則って放棄する以外の選択肢がなかった」(当時の情報番組での証言要約)
民法の規定上、被相続人が亡くなってから自身に相続が開始したことを知った時から「3か月以内」に家庭裁判所へ申述しなければ、自動的にプラスの財産もマイナスの借金もすべて引き継ぐ「単純承認」となってしまいます。克基さんや妹の仁科仁美さんは、父が遺した負債の盾になることを避けるため、法的な防衛線を引きました。
松方さんには合計6人の子どもが存在します。最初の妻(元モデル)との間に生まれた俳優の目黒大樹さんや2人の姉、仁科亜季子さんとの間の克基さん・仁美さん、さらには祇園の元芸妓との間に生まれ認知していた隠し子です。目黒大樹さんら前妻の子どもたちや認知された子も含め、実子たちはいずれも遺産分割協議で争うどころか、降りかかる火の粉を払うかのように負債の引き継ぎを拒絶し、相続放棄や関与離脱を選択せざるを得ない事態に追い込まれました。