街で見かける「スリッパみたいな靴」の名前とは?人気の理由と職場マナー
SNS上では時に「スリッパで街を歩くのは手抜き」「みっともない」といった批判的な意見が散見されます。しかし、こうした批判の多くは、旧来の「室内履きビニールスリッパ」と現代の「スリッパ型シューズ」を混同していることによる誤解です。
現代のサボやバブーシュは、木型(ラスト)から外履き専用に削り出されており、アーチサポートや耐摩耗アウトソールが備わっています。つまり「スリッパの形状を模した、れっきとした靴」であり、単なる室内履きの流用ではありません。適切な素材選びとスタイリングさえ行われていれば、むしろ洗練されたリラックス感を醸し出す高等テクニックとして認知されています。
一方で、着用者が絶対に知っておくべき「法的な盲点」と「健康上のリスク」が存在します。
最大の盲点は車両の運転(道路交通法第70条および各都道府県の公安委員会遵守事項)です。かかとが固定されていない履物での運転は、緊急時の急ブレーキ操作に支障をきたす恐れがあるため、多くの自治体で「反則金や違反の対象」となり得ます。「近所のスーパーまでだから」とサボサンダルやバブーシュのまま車を運転するのは、法規的にも安全面でも極めて危険な行為です。運転時はかかとを立ち上げられる2WAYタイプにするか、専用のドライビングシューズを常備しておく必要があります。
また、足病学(ポディアトリー)の観点からも注意が必要です。かかとのホールドがない靴を長時間履き続けると、靴が脱げないよう無意識に足指をすぼめる「ハンマートゥ」の原因になったり、すり足歩行によってすねや腰に余計な負担がかかったりします。「終日歩き回るテーマパークやハイキングには選ばない」という割り切りが不可欠です。