『秘密の部屋』に隠された衝撃の伏線!映画カットと怪異の真相
『ホーム・アローン』で世界を魅了したクリス・コロンバス監督は、本作でワーナー・ブラザースが仕掛けた空前絶後の巨大プロジェクトを軌道に乗せる決定打を放った。
まだあどけなさが残るダニエル・ラドクリフをはじめとする子役たちの集中力を引き出し、CG黎明期において巨大蜘蛛アラゴグや不死鳥フォークスを精巧なアニマトロニクス(実物大ロボット)で具現化した。巨大なスタジオセットに注ぎ込まれた職人技は、デジタル全盛となった現代の映画産業においても圧倒的な質感と重量感を放っている。
児童向けファンタジーの枠を飛び越え、本格的なダーク・サスペンスへと舵を切ったコロンバスの判断は、その後の映画シリーズ全体のトーンを決定づけることになった。巨額の製作費を投じたフランチャイズビジネスの金字塔として、本作が映画史に刻んだ功績は計り知れない。