黒スープ染みる静岡おでん街!地元民がこっそり教える名店と鉄則
現地を訪れて真っ先に驚かされるのが、鍋を満たす真っ黒な煮汁だ。長年継ぎ足し続けられた「黒スープ」は、濃口醤油と牛すじの旨味が極限まで凝縮された一品。見た目のインパクトに反して、味わいは驚くほどまろやかで奥深い。
静岡の夜を代表する二大スポットが、「青葉おでん街」と「青葉横丁」だ。かつて市内の公園沿いに並んでいた約200軒もの屋台が起源で、区画整理に伴い現在の場所へ移転した。赤ちょうちんが揺れる細い路地に、10席足らずの小さな店がズラリと肩を並べる様子は圧巻の一言に尽きる。
常連客で賑わう穴場店に身を寄せ、目の前のおでん鍋から立ち上る湯気を眺める。具材を注文すると、店主が手際よく串を引き揚げ、仕上げに青のりと「だし粉」をたっぷりとかけて差し出してくれる。この香ばしい風味が口いっぱいに広がる瞬間こそ、静岡おでんの真骨頂だ。