日本バレーを劇的に変えた川合俊一、異端の経営手腕と驚きの素顔
日本代表の躍進は、現場とフロントのビジョンが完全に一致した結果にほかならない。主将として世界最高峰のイタリア・セリエAで実績を積み、世界屈指のアウトサイドヒッターとして君臨する石川祐希。彼のプロフェッショナル精神とグローバルな視点を、川合俊一は会長として全面的にバックアップしてきた。代表チームが世界と対等に戦うための専任スタッフ増員や遠征環境の改善など、現場の要求を即座に具現化する資金力と実行力を担保したのである。
さらに、国際バレーボール連盟との綿密なパイプ作りも見逃せない。バレーボールネーションズリーグなどの主要国際大会を日本へ積極的に誘致し、ホームでの熱狂的なアドバンテージを創出すると同時に、アジア市場における日本のプレゼンスを決定的なものにした。世界基準の環境を整え、選手たちがコート上で100パーセントの力を発揮できる舞台を整えたことこそ、代表躍進の隠れた原動力である。