グッドウィルはなぜ崩壊したのか?廃業の真相と創業者・折口雅博の現在
急成長を続けたメガベンチャーの屋台骨が揺らぎ始めたのは、2007年に発覚した介護事業大手「コムスン」の不正問題でした。グッドウィルグループの中核子会社であったコムスンは、訪問介護事業所を展開する過程で、人員基準を満たしていないにもかかわらず虚偽の申請を行い、介護報酬を不正に受領していた事実が厚生労働省の調査で明らかになります。
全国で介護事業所の指定取り消し処分が下される中、グループは事業所の看板を掛け替えて処分を逃れようとする譲渡計画を画策。この対応が「利益至上主義」「利用者を置き去りにした利権確保」と猛烈な社会的批判を浴びることとなりました。かつて高収益企業として評価されていたグッドウィルの評判は一転し、社会的信用は失墜の一途をたどります。
結果として折口氏はグループの全役職から辞任を余儀なくされ、コムスンの介護事業は他社への分割譲渡という形で解体を迎えました。しかし、これは巨大グループ完全崩壊の序章に過ぎませんでした。