積水ハウス地面師事件の担当者はクビ?55億円詐欺の社内処分と現在
Q1:現場の営業担当者や事業部長は逮捕されたり刑事責任を問われたりしたのですか?
A1:いいえ、逮捕されていません。刑事裁判の対象となったのは詐欺を主導した地面師グループのメンバーのみであり、積水ハウス側の社員・役員は「騙された被害者」として扱われ、刑事責任は問われませんでした。
Q2:騙し取られた五反田海喜館の跡地は現在どうなっていますか?
A2:本物の地主(元女将)の死去に伴い、正当な相続人との間で正規の売買契約が結ばれ、旭化成不動産レジデンスなどによって再開発が行われました。現在は地上30階建て・総戸数約200戸を超える高級タワーマンション「アトラスタワー五反田」が完成・分譲されています。
Q3:地面師グループの主犯格にはどのような裁判判決が下されましたか?
A3:主犯格とされたカミンスカス(旧姓・小山)操被告には懲役11年、内田マイク被告には懲役12年、偽地主役を手配した生田剛被告には懲役10年の実刑判決が下り、それぞれ刑が確定しています。
Q4:事件後、積水ハウスの業績やガバナンス体制はどうなりましたか?
A4:55億円の特別損失を計上したものの、本業である戸建て・賃貸住宅事業の収益力が高かったため経営破綻等の危機は回避しました。その後、社外取締役の増員や女性取締役の登用、本人確認手続きの厳格化など、コーポレートガバナンス改革が大幅に進められました。