ピカチュウもチョッパーも同じ声!大谷育江の凄すぎる歴代キャラと現在
大谷さんの凄みは、マスコットキャラクターの枠にとどまりません。アニメファンの間でその名人芸が高く評価されるきっかけとなったのが、人間の少年や個性豊かな異種族キャラクターたちの存在です。
『名探偵コナン』の円谷光彦は、少年探偵団の頭脳派として丁寧な敬語を使いながらも、年相応の好奇心や嫉妬心、勇気を覗かせる小学生。大谷さんは光彦の理屈っぽさと純真さのバランスを絶妙に保ち、放送開始から四半世紀以上が経過した現在もまったく色あせない少年ボイスを維持しています。
そして、演技力の真骨頂として熱狂的な支持を集めたのが『金色のガッシュベル!!』の主人公、ガッシュ・ベルです。普段のおとぼけで純粋無垢な姿から一転、理不尽な悪に怒り、友のために涙を流しながら「やさしい王様になる」と叫ぶ魂の絶叫は、数多くの視聴者の胸を締め付けました。喉を限界まで震わせるような感情の昂ぶりは、共演したベテラン声優たちからも「鬼気迫るものがある」と絶賛された名演です。
さらにゲームファンに強烈な印象を植え付けたのが、『ペルソナ5』シリーズに登場するモルガナ。「吾輩は猫ではない!」と言い張りながらも、時にクールな参謀役、時に怪盗団のマスコットとしてコミカルに振る舞う多面的なキャラクターを、軽妙なトーンで魅力たっぷりに演じ切りました。音響監督や演出家たちからは「どんな無茶な感情指示を出しても、1テイク目から期待の遥か上をいく表現を返してくれる」と絶大な信頼を寄せられています。