「ガオレッドから25年」金子昇が挑む最新舞台と役者人生の現在地
日本の特撮史において、2001年は特別な意味を持つ。東映が手掛けたスーパー戦隊シリーズ第25作『百獣戦隊ガオレンジャー』の放送が始まった年だ。本作で主人公・獅子走(ガオレッド)役に抜擢された金子昇は、野性味溢れる情熱的なリーダー像を熱演。毎週日曜の朝、全国の視聴者をTV画面に釘付けにした。命を燃やして地球の生命を守るガオレンジャーたちの姿は、子供たちだけでなく親世代をも巻き込む社会現象へと昇華していく。
特にファンを熱狂させたのが、映画館を埋め尽くした『劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』での破格のアクションだ。火山を舞台に繰り広げられた死闘と、命懸けの芝居は今なお特撮ファンの間で語り継がれる金字塔となっている。特撮ヒーローという枠組みを超え、真に迫る人間ドラマを描き切った経験こそが、俳優・金子昇の骨格を作り上げたと言っても過言ではない。